「バーミーズはどこからやってきてどんな過去をもつ猫ちゃんなの?」
「バーミーズの性格や飼うときの注意点は?」
「バーミーズにおすすめのキャットフードは何?」
美しい被毛と整った顔立ち、小柄ながらも筋肉質な身体が特徴のバーミーズは古代ビルマ(現在のミャンマー)が原産国の猫ちゃん。
1930年にアメリカのジョゼフ・トンプソン氏がビルマから持ち帰った1頭のメス猫「ウォンマオ」が始まりだと言われています。
1930年から1940年にかけバーミーズの美しい被毛が注目を浴び、一躍大人気に。
ブリーダーたちはバーミーズを増やそうとシャムとの異種交配を繰り返した結果、初期のバーミーズであるウォンマオとは全く違う、ポイント柄のないシャムに似た猫が増えてしまいました。
このように爆発的な人気によって、種が危ぶまれたバーミーズですが、純粋なバーミーズを育てるブリーダーたちの努力の甲斐もあり、1950年代後半には元の美しいバーミーズが広まるようになりました。
バーミーズには、スレンダーでシャムに近い筋肉質なアメリカンバーミーズと身体の丸いヨーロピアンバーミーズの2種類があります。
今回は、そんなバーミーズについて「キャットフード安全ガイド.com」が詳しく紹介していきます!

記事のながれ
バーミーズはこんな5つの特徴を持つ猫ちゃん!【体重や大きさ、寿命まとめ!】

- 特徴1:平均体重は3~6kg!!
- 特徴2:30~40cmまで大きくなる猫ちゃん!
- 特徴3:平均寿命は13~15歳くらい!
- 特徴4:特徴4:毛色は黒色とシルバーが一般的!クリーム色の猫ちゃんもいる!
- 特徴5:家族にするなら30万円くらいの値段が相場!
バーミーズを家に迎えたい方は、バーミーズの特徴を把握しておきましょう。
特徴1:平均体重は3~6kg!!
バーミーズは中型猫に分類されており、大人になると雄猫で4.0kg~6.0kg、雌猫で3kg~4.5kgにもなります。
やや小柄なので見た目では分かりにくいのですが、胴体を触ってみると筋肉質でがっちりした体型をしています。
活発でよく運動をするタイプなのですが、中年期以降になると肥満になる猫ちゃんもいるので体重を管理してバーミーズの肥満を予防しましょう。
特徴2:30~40cmまで大きくなる猫ちゃん!
バーミーズは、大人になると体長が40cm前後まで大きくなります。
一般的な成猫の体長30~45cmなので、平均的な大きさです。
短毛種で筋肉質な体型から、見た目より小さく見られがちな猫ちゃんです。
なお、手足の長さは体に合った長さで、太っているわけではないのですが、全体的に丸みを帯びているのが特徴的な猫種になっています。
特徴3:平均寿命は13~15歳くらい!
バーミーズの平均寿命は、13~15歳くらいです。
一般的な猫の平均寿命が15年なので、平均的な長さになっています。
後ほど詳しく説明しますが、バーミーズは脂質代謝異常という脂質を代謝しにくい体質です。
そのため、運動不足やキャットフードの与え過ぎによって他の猫よりも肥満になりやすくなっています。
バーミーズの肥満は寿命を縮める原因の1つなので気を付けましょう。
特徴4:毛色は黒色とシルバーが一般的!クリーム色の猫ちゃんもいる!
バーミーズの毛色は黒やシルバーが一般的で、シャム猫のように薄いポイント柄がある猫ちゃんもいます。
被毛はサテンのような光沢があり艶やか、撫でるとサラサラして心地いいのが特徴です。
シルバーや黒色の他にもクリーム色の被毛をもつバーミーズもいます。
バーミーズは綺麗好きな猫ちゃんでさらに短毛種なので、毎日のブラッシングは不要です。
毛球症予防のため、週1~2回ぐらいブラッシングをすると良いでしょう。
特徴5:家族にするなら30万円くらいの値段が相場!
バーミーズを家族として迎えるのであれば、30万円前後の値段がかかります。
バーミーズは日本では珍しい猫種の猫なため、ペットショップの店頭に並ぶことはほとんどありません。
そのため、主な入手先はブリーダーになります。
被毛の美しさや柄の有無、両親のキャットショーの成績によって価格は高額になる傾向にあります。
容姿はトンキニーズによく似ていますが、バーミーズのポイント柄が淡いことと丸みを帯びた身体で見分けることができます。
また、バーミーズの瞳の色はゴールドのみとなっているのも大きな特徴です。

バーミーズはどんな性格の猫ちゃんなの?

バーミーズは別名「ドック・キャット」と呼ばれるほど飼い主に従順な猫ちゃんです。
飼い主が大好きで甘えん坊ですが、自立心もあるので嫉妬心が少ないため他のペットや小さい子供とも仲良くすることができます。
賢く物覚えもいいので、トイレや爪とぎの場所も教えてあげるとすぐに覚えることができます。
活発で運動量が多い猫ちゃんなので、おもちゃで一緒に遊んであげたりキャットタワーを設置してあげたりすると喜びます。
寂しがり屋な一面があるので、仕事などで長時間家を空けることが多い飼い主さんは、バーミーズが寂しがらないよう多頭飼いを検討することをおすすめします。

バーミーズの飼い方は?注意すべきポイントを確認!
- ストレスが溜まらないよう広いスペースのある部屋で飼う
- 寂しがり屋なのでなるべく1匹にしない
- 成猫以降は餌の与え過ぎに注意する
バーミーズは人懐っこく甘えん坊な猫のため、小さな子供や多頭飼いをしている家庭でも飼いやすい猫ちゃんです。
短毛種でブラッシングなどの手入れも楽で賢くしつけのしやすい猫種なので、初めて猫を飼う人でも飼いやすい猫ちゃん。
飼い方も一般的な猫と同じような飼い方で問題ありません。
小柄ながら筋肉質な体型のバーミーズは運動量の多い猫ちゃんになります。
運動不足でストレスが溜まらないよう、広いスペースのある部屋で飼うのはもちろんのこと、1日1回10分程度でいいので遊んで一緒にあそんであげましょう。
バーミーズには寂しがり屋な一面もあり、1匹での留守番が長いとストレスが溜まり体調を崩してしまうこともあります。
仕事などでバーミーズが1匹で留守番する時間が長いご家庭は、多頭飼いを検討しましょう。
バーミーズは活発で運動が大好きな猫ちゃんですが、成猫になると餌の与え過ぎで肥満になることもあります。
餌の与え過ぎには注意し、体重管理を徹底しましょう。

【障害はある?】バーミーズを飼う上で気をつけておきたい病気って?
- 猫伝染性腹膜炎(FIP)
- 緑内障
- 脂質代謝異常
- 糖尿病
バーミーズはシャム猫と異種交配をした過去を持つことから遺伝性の病気が多い猫ちゃんです。
猫伝染性腹膜炎とは猫腸コロナウイルスが突然変異をして起きる病気です。
この病気にかかると腹膜炎などの激しい症状を引き起こし死に至ります。
発症してしまうと効果的な治療法がなく、対処療法しかできません。
緑内障は予防するのが難しい病気ですが、早期発見・治療で進行を遅らせることができます。
目が飛び出してきている、モノにぶつかるようになったなどの症状が現れたら病院に連れていきましょう。
脂質代謝異常は、脂質の代謝がうまくいかず肥満や糖尿病などの病気になりやすくなる状態のことを言います。
バーミーズは症状は異なりますが、どの猫も脂質の代謝が遅い体質であることが近年の研究で分かってきています。
糖尿病は、バーミーズの脂質代謝異常や肥満から起こりやすい病気です。
進行するとインスリンなど薬物投与が必要になりますが、初期段階では食事療法と運動で症状を抑えることができます。
猫伝染性腹膜炎以外の病気は早期発見・治療により症状を遅らせたり改善することができます。
定期的な検診はもちろんのこと、何か気になることがあればすぐに病院で診てもらうようにしましょう。

バーミーズにおすすめなキャットフードは『オリジン』!

- 筋肉を維持するために必要な動物性たんぱく質が40%含有!
- 美しい艶やかな被毛を保つオメガ3脂肪酸を配合!
- グレインフリーでアレルギーを予防!
バーミーズは見た目は小柄で全体的に丸っこい身体をしているので、分かりにくいのですが実は筋肉質でがっちりした体型をしています。
筋肉は脂肪を燃焼するため、成猫から肥満になりやすいバーミーズにとって筋肉維持は重要です。
そんなバーミーズには「オリジンキャットフード」がおすすめです!
特にオリジンキャットフードの中でも、「チキン&キティ」のたんぱく質含有量はなんと約40%。
良質なキャットフードの動物性たんぱく質は30%前後なので、40%近く入っているオリジンならばバーミーズの筋肉を維持し、脂肪燃焼にも効果を発揮するでしょう。
また、オリジンはグレインフリーなのでアレルギーによる皮膚病や目の病気からバーミーズを守ることができます。
さらにオリジンキャットフードには、バーミーズの艶やかで美しい被毛を保つために必要なオメガ3脂肪酸が配合されています。
これは、美しい被毛を持つバーミーズに是非摂ってもらいたい栄養素の1つです。
当サイトのキャットフードランキングでも上位に位置しており、安全で人気のキャットフードである『オリジン』をぜひチェックしてみて下さい♪

【小柄で丸っこい身体が特徴的!】バーミーズの可愛らしい動画をSNSからまとめてみた!
バーミーズといえば、艶やかな被毛と丸っこい身体が特徴的な猫ちゃんですよね。
ここでは、バーミーズの可愛い姿を映した動画をいくつかご紹介します。
バーミーズのYouTube(ユーチューブ)の動画
バーミーズのTwitter(ツイッター)の動画
#猫専門 #新宿 #ネコ #渋谷 #代々木 #池袋 #極短足 #ペットショップ #子猫 #バーミーズ #アゴはネコ #オシキャット #可愛い #猫 #ミヌエット #幸せ時間 #ねこ #猫 #かわいい https://t.co/l61Tx1NhWV バーミーズ ちゃん入店しました~希少な猫種!←スタッフもびっくり(笑) pic.twitter.com/3zRv81nEHS
— アゴはネコ・通常販売の子猫や成ネコ・保護猫・里親ネコちゃん (@JR06725213) October 30, 2018
背中から肩に乗る雷蔵。猫に話しかけるときは、何故か変な大阪弁になります(他の都道府県の人が大阪弁の真似をしたみたいな)#BurmeseCat #バーミーズ pic.twitter.com/UgfOkBfQla
— なんちゃん (@achu_uhca) April 15, 2018
こんにちは!今日はぽかぽかいいお天気!ねこもオープンしました😊
【猫あるある】
毛繕いのつもりが…そうなるよね😂#ねこも #猫カフェ #八尾 #アメショー #バーミーズ #猫動画 pic.twitter.com/v0bL8w2bZw— ねこも (@nekomocafe) January 15, 2018
バーミーズのInstagram(インスタグラム)の動画

バーミーズと他の猫ちゃんの違いを比較表にまとめてみた!
猫の種類 | バーミーズ | シャム | アメリカンショートヘア |
性格 | 従順で甘えん坊 | 警戒心が強く気難しい性格 | 賢くクール |
大きさ | 30~40cm | 25~30cm | 30~60cm |
体重 | 3~6㎏ | 2.5㎏~5kg | 4~7kg |
主な毛色 | シルバー、黒色 | クリーム色 | シルバー |
寿命 | 13~15年 | 10~13年 | 10~13年 |
相場 | 30万円 | 10~20万円 | 10~20万円 |
人気度 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
短毛種のシャム、アメリカンショートヘアとバーミーズを比較してみました。
3種は全て中型の短毛種なのですが、大きさや体重には違いがあります。
3種の中ではバーミーズは平均的な大きさになるようですね。
日本ではまだ珍しい猫種のバーミーズはペットショップなどで販売されていないことから、他の2種に比べると値段が高額になっています。
3種はいずれも先天性の病気が他の猫に比べて多い猫ちゃんですが、比較するとバーミーズはその中でも長生きの部類に入るようです。
いずれも同じような体型をしていますが、ゴールドの瞳と丸っこい愛らしい身体、美しい被毛を持つのはバーミーズ以外にはいません。

まとめ

- 古代ビルマからやってきた美しい猫「ウォンマオ」がバーミーズの始まり
- 人懐っこく甘えん坊な性格で別名「ドックキャット」とも呼ばれている
- 綺麗好きで短毛種なのでブラッシングは1週間に1~2回でOK
- 運動不足になるとストレスが溜まるので、広いスペースで飼うのがおすすめ
- 脂質を代謝しにくい体質なので肥満に要注意
バーミーズはビルマ(現在のミャンマー)が原産国の猫種で、丸っこい小柄な体とゴールドの瞳そして美しい艶やかな被毛が特徴の猫ちゃんです。
飼い主に従順で人懐っこく、環境適応能力が抜群なので小さい子供や他のペットがいる家庭でも飼うことができます。
また、綺麗好きで短毛種なので長毛種のように毎日のブラッシングは必要なく、1週間に1~2回で美しい被毛を保てます。
運動が大好きで、遊べないとストレスが溜まってしまうので思いっきり走れるような広いスペースで飼うのがおすすめです。
キャットタワーなどを設置するのも良いでしょう。
バーミーズは脂質を代謝しにくい体質(脂質代謝異常)のため、運動量が少なかったり食べ過ぎたりすると肥満になりやすくなります。
バーミーズと長く一緒に過すためにも低カロリーなキャットフードと体重管理を行い健康をサポートしましょう。
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里親情報のあるサイト名 | 公式URL |
ペットのおうち | https://www.pet-home.jp/ |