「ねこちゃんが1日に必要な栄養素ってどれくらいなの?」
「いつまでも元気なねこちゃんでいてほしい!」
「1日に必要なねこちゃんの成分が摂取できるキャットフードを教えて!!」
家族である大切な大切なねこちゃんには、いつまでも元気で健康的に過ごしてほしいですよね!
そのためには、ねこちゃんが1日に摂取しなければいけない成分を把握し、与えてあげなければいけません。
今回は、ねこちゃんが1日に必要な成分と成分量を紹介していきます!
最後には、全ての成分が摂取できるキャットフードも紹介していますので、チェックしておいてください♪

記事のながれ
ねこちゃんが健康であるために必要な成分(栄養素)を全てまとめてみた
No. | 成分(栄養素) | 1日の摂取量 |
1 | タンパク質 | 6.5~7g/kg |
2 | 炭水化物 | 5.3kcal/kg |
3 | 脂質 | 170kcal/kg |
4 | 水分 | 50ml/kg |
5 | タウリン | 100mg(共通) |
6 | ビタミン | 100~200mg/kg |
7 | ミネラル | 100mg前後(共通) |
8 | 食塩 | 4g/kg |
1.タンパク質
タンパク質はねこちゃんが健康で居続けるための最重要栄養素になります。
人間と同様ですが、体内にある臓器や筋肉、皮膚をはじめ、ねこちゃんの毛皮も形成してくれる成分です。
つまり、ねこちゃんを構成する成分がタンパク質なのです。
最重要栄養素ですので、1日の摂取量を下回り続けると病気になりやすくなったり、ねこちゃんの健康を害してしまう可能性がありますので、タンパク質の量は確認しておきましょう!
肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品 etc..
- 食欲がなくなる
- 成長不良に陥る
- 貧血を起こすようになる
- 皮膚や毛の劣化
- 傷が治りにくい
- 発情しなくなる etc..
2.炭水化物
「炭水化物って必要なの?」「害があるんじゃないの?」なんて思っている人もいるかとおもます。
ねこちゃんは人間や犬に比べて炭水化物を吸収する力が劣ります。そのため、一度に多くの炭水化物を与えてしまうと健康を害してしまう可能性があります。
しかし、炭水化物には体にエネルギーを与えてくれる効果や消化器の機能を正常に保つ効果あると言われています。
摂取量に気をつける必要がありますが、全く与えないのもねこちゃんの健康を害してしまうので、適量を与えるようにしましょう。
白米・さつまいも・かぼちゃ・とうもろこし・れんこん・ごぼう etc..
- めまいを起こす
- 頭痛を起こす
- 失明する
- 疲れを感じる
- 吐き気を催す
- 便秘になりやすくなる
- 栄養失調になる
- 糖尿病になる etc..
3.脂質
脂質は、炭水化物と同様にねこちゃんが活動をするエネルギー源となっています。
また、脂質は血液や細胞膜を構成したり、内臓を守ったり、ホルモンを生成したり…。
ねこちゃんの細かな部分を形成する働きが脂質にはあるのです!
※脂質を与えすぎると肥満になる恐れがありますので、適量で納めるようにしてください。
動物脂質・肉類・魚類 etc..
- 疲れやすくなる
- 発情しなくなる
- 毛並みが悪くなる
- 皮膚病にかかる
- 体調不良になる etc..
4.水分
言わずもがなですが、ねこちゃんには水分も必要な成分になります。
ねこちゃんの50%〜60%が水分で構成されていると言われており、水分は猫ちゃんそのものであると言っても過言ではないのです!(さすがに言い過ぎました。笑)
水を飲まないイメージの強い猫ちゃんですが、意外と摂取量は多め。
ねこちゃんがしっかりと水分補給できているかチェックしてあげることが大切です。
水道水
- 食欲がなくなる
- 動きが鈍くなる
- 様々な病気にかかりやすい体質になる
- 失明する可能性がある
- 体力がなくなる etc..
5.タウリン
私たち人間にとっては、疲労回復や滋養強壮のために摂取するくらいなので、そこまで必要性を感じない成分ですが、ねこちゃんは命に関わるほど重要な成分の一つになります。
効果としては、目の細胞を発達させる効果があったり、心臓の健康を保つ効果があります。
また、ねこちゃんの成長に必要な成分でもあります。
タウリンを摂取していないと病気にかかる可能性が非常に高くなってしまうので、タウリンの含まれているキャットフードを与えるようにしましょう。
魚類・貝類 etc..
- 失明してしまう
- 心臓の病気にかかってしまう
- 正常に成長できなくなる
- 免疫力が下がる
- 出生率が下がる
- 先天性異常を起こしてしまう etc..
6.ビタミン
ビタミンは体の中で生成することができないため、食事から摂取する必要がある成分になります。
ビタミンには、タンパク質・炭水化物・脂質の効果を促進させる働きや体の調子を整える重要な役割があります。
そんなビタミンには『水溶性ビタミン』と『脂溶性ビタミン』の2つに分けられ、水溶性ビタミンは尿に溶けやすく排出されやすいという性質を持ちます。
脂溶性ビタミンは油に溶けやすく、体の中に蓄積されやすいという性質があります。
どちらもかけてはいけないビタミンですので、バランスよく摂取させるように意識しておきましょう。
※水溶性ビタミンの場合は少量で回数を多めに。脂溶性ビタミンは一度の摂取量を適量に間隔を開けて与えるようにしましょう。
鶏肉・豚肉・魚類・貝類・大豆製品・甲殻類 etc..
- 毛が抜ける
- 連続して吐いてしまう
- 皮膚病になる
- 失明する
- 歩き方がぎこちなくなる
- 食欲がなくなる
- 貧血になるetc..
8.ミネラル
ミネラルもねこちゃんの健康を維持するために大切な成分になります!
ミネラルには、骨や歯、筋肉を強く成長させる働きや出血した時の止血作用などがあります。
ミネラルの中でも特に必要とされているのが『カルシウム』『リン』『マグネシウム』『カリウム』の4つです。
適量を与え続ければ病気に強い健康的なねこちゃんに成長してくれるので、4つの成分には特にこだわりましょう!
乳製品・魚類・大豆製品・甲殻類 etc..
- 正常に成長できなくなる
- 下痢をする
- 栄養失調になる
- 糖尿病になる
- 筋肉がなくなっていく
- 食欲がなくなる
- 落ち着きがなくなる
- 脱水症状を起こす etc..
9.食塩
「塩分はよくないってイメージがあるけど、食塩を与えても大丈夫なの?」という人も多いかと思いますが、適量であればむしろ必要な成分になります。
食塩は、細胞の情報伝達を行う効果や赤血球の破壊を防いでくれる働きがあります。
「…そんなものなの?」と思うかもしれませんが、神経・細胞レベルで活躍してくれる重要な成分なのです。
ただ、食塩を過剰に摂取してしまうと腎臓への負担が大きくなってしまうので、摂取量には注意が必要です。
※必要な摂取量はかなり少量ですので、上記の数値を上回らないように与えるようにしましょう。
塩・魚類 etc..
- 下痢をする
- 食欲がなくなる
- 体調不良になる
- 嘔吐
- 尿の排出量が減るetc..
ねこちゃんに必要な成分を9つまとめてみました!
どれもねこちゃんを構成する上で大切な成分になりますので、漏れのないように確認しておきましょう♪

ねこちゃんの健康を管理できるのは飼い主さんだけだから、それぞれの成分を適量与えてあげるように努力してみてくださいね♪
【危険】この成分が含まれているキャットフードを与えると大変なことに…!?

- 副産物
- ミール
- パウダー
- 粉
- 酸化防止剤(BHA・BHT)
- エトキシキン
- 防腐剤
- 保存料
- 着色料
- 香料
- 赤色〇〇号
- 黄色〇〇号
- 青色〇〇号
- 添加物
- 動物性脂油
- ビートパルプ
- セルロース
- 脱脂大豆
- コーングルテン
- 二酸化チタン
- 増粘安定剤
ねこちゃんに必要な成分を見ていきましたが、次に与えると危険な成分について上記の中から厳選して4つ紹介していきます。
※上記の表に書かれている成分は全て危険な成分になりますので、注意が必要です。
危険成分1:副産物・粉・ミール・パウダー
こちらの成分は、人間が食べれない腐った肉や薬物処分した動物の死骸などを溶かして作られたものになります。
「…え?」と思った人もいるはず。
今与えているキャットフードのこのような表記はありませんか?
即効性はありませんが、薬物汚染されている動物や腐った肉などは体に蓄積され、病気や寿命を縮ませる原因にもなります。
チェックしておきましょう。
危険成分2:添加物
添加物と書かれているキャットフードもあれば、香料・着色料・防腐剤・酸化防止剤と書いてあるものもあります。
こちらも即効性はありませんが、体に蓄積されていくので、注意が必要です。
それぞれキャットフードには必要のない成分ですので、このような成分が入っている場合は購入を控えるようにしましょう。
※最も危険とされているのが防腐剤です。
危険成分3:動物性油脂
動物性油脂と聞いてスルーしてしまってはいませんか?
しかし、よく考えてみてください。
動物性とは書いてあるけど、そもそもどの動物かわからなくないですか??
『動物性油脂』という表記は、どの動物から摂取されたかわからない油脂を使用しています。
安全なキャットフードにはこのような表記はありませんので、確認しておきましょう。
危険成分4:ビートパルプ
ビートパルプと聞いても、どのような成分か想像もできませんよね?
ビートパルプとは、シュガービートと呼ばれるものから砂糖を生成する際にできる副産物になります。
摂取することにより、便が硬くなったり、便秘になる恐れがある成分になります。
キャットフードのカサ増しを行うために含まれることが多い成分になりますが、必要のない成分ですのでビートパルプのあるキャットフードは避けるようにしましょう。
厳選して4つの成分を紹介しました。
どの成分もねこちゃんに害のある成分になります。ただ、特に気をつけておいて欲しいのが添加物の『酸化防止剤』と『防腐剤』になります。
本来、キャットフードには必要のない成分ですので、このような成分がないか確認して購入するように心がけましょう。

【確認】危険な成分を絶対に与えてはいけないというわけではない

危険な成分とその症状について紹介していきましたが、絶対に与えてはいけないというわけではありません。
あくまで、与え続けると上記で紹介した副作用や病気を発症する恐れがあるということです。
人間と同じようにねこちゃんもある程度の耐性があります。体に毒である成分だとしても、すぐに症状を発症するということはありません。
もっと言えば、危険成分を避けて健康的な食事を続けているほうが耐性が弱く、ちょっとした危険成分でも病気を発症してしまう可能性があります。
飼い主さんにとっては非常に難しい微調整になりますが、危険成分も定期的にねこちゃんに与えて病気の耐性を作っておくことも大切です。
※定期的な摂取であれば、病気を発症する恐れもありませんので、ご安心ください。

人間と同じように体に害のある成分を定期的に摂取する必要がねこちゃんにもあるのです!
飼い主さんは調整がすごく難しいと思いますが、ねこちゃんのために時には体に害のある成分も摂取させる必要があるということだけ覚えておいてください。
キャットフード安全ガイド.comの見解

もちろん、危険な成分を過剰に与えてしまうのは危険なことです。しかし、それ以上に必要成分が欠けてしまうほうが危険であると言えます。
成分をしっかりと与えれば、病気になったり体調不良になることを防ぐことが可能だからです。
ねこちゃんが継続的に必要な成分を摂取し続けられるようなキャットフードを選ぶことが大切になってくるのです。
必要な成分を必要な分だけねこちゃんに害なく摂取させられるキャットフードはかなり限られてきますが、当サイトがおすすめしているオリジンキャットフードであればねこちゃんの健康を維持することができます。
ねこちゃんのためにも、私たち飼い主が健康管理をしてあげることが大切です。
まとめ

- ねこちゃんの健康を保つために必要な成分は全部で9つある
- キャットフードに必要のない危険な成分は『副産物・粉・ミール・パウダー』『添加物』『動物性脂油』『ビートパルプ』
- 危険な成分を食べさせてはいけないのではなく、食べさせ続けることによって病気やアレルギーになりやすくなる
- 安全な成分しか入っていない『オリジンキャットフード』がおすすめ
今まで、キャットフードの成分を見ずに購入していたのではないでしょうか?
飼い主であるあなたがキャットフードを少し意識して選ぶことによって、ねこちゃんの健康を守ることができます。
少し意識するだけです。
家族の一員であるねこちゃんにいつまでも健康でいてもらうために、少しだけキャットフードにこだわってみてください。
それは大きな間違いです!!
今回は、ねこちゃんが1日に必要とする栄養素をすべて紹介していきますので、ねこちゃんのためにしっかり確認して見てくださいね〜♪