「キャットフードの正しい与え方がわからない」
「そもそもどうしてキャットフードを正しく与えることが大切なの?」
「キャットフードを正しく与える必要性を教えて!」
キャットフードは成分や製造方法、コスパといった側面から選んでいる飼い主さんも多いことだと思います。
しかし、せっかく良いキャットフードを選んだとしても正しく与えないとその効果が半減してしまいます。
そこで今回は、キャットフードの正しい与え方とその必要性についてまとめてみました!

記事のながれ
【大前提】ねこちゃんも人間と同じように必要な栄養素を摂取しなければならない

私たち人間が健康に生きていくために必要な栄養素がたくさんあるように、ねこちゃんにも摂取するべき栄養素があります。
必要な栄養成分は人間に大切なものもありますが、ねこちゃんは完全肉食動物なので少し違ってきます。
ではねこちゃんはどんな成分が必要になってくるかというと、
水分、たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、タウリン、食塩といった成分です。
基本的な栄養素は変わりありませんが、それぞれの必要な量やバランスは違うので、詳しくは下の記事で確認してみてください。

キャットフードの正しい与え方を確認しよう

- 忙しい人向け:与えられる時に与える
- スケジュールを組みたい人向け:1回に与える量を決めておく
- 時間で決めたい人向け:毎日決まった時間に与える
それでは早速、キャットフードの正しい与え方をタイプ別で紹介していきます!
正しい与え方についてはいくつかあるので、絶対にこれが良いというものではありません。ねこちゃんの食べる様子や体調によっても変えるようにしましょう♪
忙しい人向け:与えられる時に与える
ねこちゃんを飼っている飼い主さんは主婦やサラリーマン、家で仕事をしている人など生活様式も様々でしょう。
中には仕事がとても忙しくて家にいる時間がほとんどないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このような忙しい人向けの与え方は、与えられるときに与えておくことをおすすめします。
猫は犬と違い、与えたら与えたぶんだけ全部食べてしまうことはしません。少し食べて、ちょっと離れてはまた食べてというように食べたいときに食べる特徴があります。
そのため、特別食べ過ぎてしまうということもなく極端に太ってしまうこともほとんどありません。
この与えられるときに与える方法の場合、どれだけねこちゃんが食べたのかの把握がしにくいです。そのため、ねこちゃんの体調の微妙な変化に気づきにくくなってしまうことを頭に入れておくことが大切です。
また、梅雨の時期や夏場は特にご飯を入れる容器の雑菌が増えやすいため、こまめに洗って清潔な状態を保ってあげる必要があります。
スケジュールを組みたい人向け:1回に与える量を決めておく
体重 | 1回の給餌量 | 回数目安 |
2kg未満(子猫) | 15g | 3~4回 |
2kg | 15g | |
3kg | 15g | |
4kg | 20g | |
5kg | 25g |
ねこちゃんと一緒にいる時間がある程度取れて健康管理をきちんとしたい人には1回に与える量を決めておくことが大切です。
一日に与える回数の目安としてはできることなら3〜4回がベストです。
また、1回の量は体重のぶんだけ多くなってくるためきちんと量を測って与えることが大切です。
上の表は、あくまでも目安です。特に子猫の時は成長スピードが著しく体重の増加していくにつれて与える量も変わってくるのでこまめに体重のチェックを欠かさないようにしましょう。
時間で決めたい人向け:毎日決まった時間に与える
時間できっちりとキャットフードを与えたい人は、1日に数回30分程度の決めた時間に与えるようにしましょう。
このとき、キャットフードが残っているいないに限らず時間になったら取り下げるようにします。
そうすると、ねこちゃんは時間内に食べきらないと取り上げられちゃうということを学びしっかりと食べるようになります。
この与え方の場合、一気に食べてしまう可能性があるため様子を見て合わないようだったら与え方を変える必要があります。

キャットフードを与える際に気をつけておきたい注意点とは?

- 成長段階や体調に合わせて与える
- キャットフードを混ぜるのはよくない
- 衛生面に注意する
キャットフードの正しい与え方について確認してきましたね。
ここでは、キャットフードを与えるにあたって注意するべきことは何なのか確認していきましょう!
成長段階や体調に合わせて与える
キャットフードはライフステージやねこちゃんの体調によっても少しずつ変えなければなりません。
発育が盛んな成猫になるまでのねこちゃんは、エネルギー量も多く必要です。逆に成猫になってしまえば赤ちゃんほどのエネルギーを消費しなくなるため、そこまで注意深く与える必要はなくなってきます。
また、ねこちゃんは生まれてから死ぬまで常に健康体でいることは稀なことでしょう。一時的に肥満気味になってしまったり病気を発症してしまうことも珍しくありません。
そういった場合には、いつもの健康な時の与え方ではなくキャットフードの与え方や量を様子を見ながら変えることが求められます。
そのため、定期的にねこちゃんの食いつきや食べ方の様子に変化がないかに注意を払い、何か問題が起きてもすぐに対応できるように準備しておくことが大切です。
キャットフードを混ぜるのはよくない
ねこちゃんにキャットフードを与えてもなかなか食べてくれないということもあるでしょうが、キャットフードを混ぜて与えるのはおすすめできません。
なぜなら、各キャットフードの会社が味や成分を考えて製造しているため、ねこちゃんが一日に必要な栄養素をバランスよく摂取するのが難しくなるからです。
また、複数のキャットフードを混ぜてしまうと封を開けてから使い切るまでの期間が長くなってしまうため衛生面にもよくありません。
衛生面に注意する
せっかく正しい与え方をしていても、衛生管理がしっかりしていなくてはねこちゃんが健康でいられません。
キャットフードの袋に埃が入らないように封をきちんと毎回閉じたり、湿気がつかないような風通しの良い状態の場所に保管しておいたり、封を開けてからできるだけ短期間に与えきるといったことに注意することが大切です。
また、与える際の容器にも注意が必要です。埃や汚れがつき雑菌が繁殖しやすいためこまめに洗ってあげましょう。湿気が高い雨の日や暑い日は特に気をつけましょう。

これらの最低限の注意するべき点はきちんとおさえておきましょう♪
キャットフードを正しく与える必要性について理解しておこう

キャットフードの種類を気にする飼い主さんが多いように思いますが、キャットフードの与え方に関してはなかなか気にする飼い主さんは少ないように感じます。
高価なキャットフードを購入して満足していたとしても、衛生面に問題があったり間違った与え方をしてしまっていれば、ねこちゃんに何かしらの異常や問題が出てきてしまいかねません。
問題が生じ、ねこちゃんが病気にかかってしまったら、キャットフードとは別で医療費や入院費なども余計にかかってしまいます。
ただでさえ高いキャットフードを購入しているのに、さらなる出費がでては元も子もありません。
ねこちゃんの健康を本気で考えるということは、未然に出費を抑えられるということ。
キャットフードの種類だけではなく、与え方にも気を配るようにしましょう!

まとめ

- 猫も人と同様必要な栄養素が多くあるが、完全肉食動物であるためそのバランスが違ってくるため注意が必要
- キャットフードの与え方には様々な方法があるため、飼い主さんの生活スタイルとねこちゃんの様子をみて決める
- キャットフードはねこちゃんの体調や成長段階によって決める
- キャットフードを与える際には衛生面にも注意する
今回は、キャットフードの正しい与え方とその必要性についてまとめてきました。
与え方を正すことで、ねこちゃんの健康を維持させるだけでなく、結果的に家庭への負担を減らすことにも繋がります。
キャットフードの種類に気を配るのはもちろんですが、与え方もマスターしておきましょう。