「デボンレックスの原産地はどこで、どんな特徴を持つ猫ちゃんなの?」
「デボンレックスの体格や飼うときの注意点は?」
「デボンレックスにおすすめのキャットフードは何?」
クルクルとした特徴的な巻き毛の被毛を持つデボンレックスはイギリス南西部デボン州、推理小説家アガサ・クリスティの生地が原産国の猫ちゃん。
1960年代、ベリル・コックスという英国人女性が巻き毛のオス猫「トム」と見つけたことが始まりだと言われています。
コックスはトムの捕獲を試みますが失敗、観察していたところある日トムと同じ巻き毛を持つ子猫を自宅近くで発見します。
コックスはこの子猫に「カーリー」という名を名付けて自宅で飼育することにしました。
コックスは似たような猫とカーリーを交配させて、巻き毛の子猫を増やそうとしますが、生まれた子猫は全て直毛でした。
カーリーは遺伝で巻き毛になったのではなく、突然変異によって巻き毛になった猫だったのです。
その後、コックスは計画的近親交配によって巻き毛の猫デボンレックスの個体数を増やし今に至ります。
デボンレックスの基礎となったカーリーは残念ながら、1970年に交通事故で亡くなってしまいましたが、カーリーの子孫であるデボンレックスは今も世界中の人から愛されています。
今回は、そんなデボンレックスについて「キャットフード安全ガイド.com」が詳しく紹介していきます!

記事のながれ
デボンレックスはこんな5つの特徴を持つ猫ちゃん!【体重や大きさ、寿命まとめ!】

- 特徴1:平均体重は2.5~5kg!!
- 特徴2:25~35cmまで大きくなる猫ちゃん!
- 特徴3:平均寿命は10~13歳くらい!
- 特徴4:毛色は多種多様!シャムに似たポイント柄の猫ちゃんもいる!
- 特徴5:家族にするなら30万円くらいの値段が相場!
デボンレックスを家に迎えたい方は、デボンレックスの特徴を把握しておきましょう。
特徴1:平均体重は2.5~5kg!!
デボンレックスは中型猫に分類されており、大人になると雄猫で3.5kg~5.0kg、雌猫で2.5kg~3.5kgにもなります。
小柄なので見た目では分かりにくいのですが、体を触ってみると意外にも筋肉質でがっちりした体型をしています。
顔が小さい割に耳や目が大きいので、宇宙人のような顔立ちから「エイリアンキャット」とも呼ばれているそうです。
可愛いのになんだか怖い愛称ですね。
特徴2:25~35cmまで大きくなる猫ちゃん!
デボンレックスは、大人になると体長が35cm前後まで大きくなります。
一般的な成猫の体長30~45cmなので、やや小柄な猫ちゃんになります。
クルクルとした巻き毛でスレンダーな体型なので、見た目より小さく見られがちです。
特徴3:平均寿命は10~13歳くらい!
デボンレックスの平均寿命は、10~13歳くらいです。
一般的な猫の平均寿命が15年なので、やや短くなっています。
後ほど詳しく説明しますが、デボンレックスは遺伝性の病気が多く、これが平均寿命を縮める原因の1つとなっているようです。
また、成猫以降になると運動量が減り肥満になりやすくなるので注意が必要です。
特徴4:毛色は多種多様!シャムに似たポイント柄の猫ちゃんもいる!
デボンレックスの毛色はシルバー、黒色、クリーム色など多種多様です。
デボンレックスと言えば、くるくるとした巻き毛ですが、猫によって巻き毛のクルクル具合も違います。
また、長毛種と交配した過去を持つことから、長毛のデボンレックスが生まれることもあります。
柄も様々で、シャムのようなポイント柄や三毛猫のようなデボンレックスもいます。
特徴5:家族にするなら30万円くらいの値段が相場!
デボンレックスを家族として迎えるのであれば、30万円前後の値段がかかります。
デボンレックスは日本では珍しい猫種の猫なため、ペットショップの店頭に並ぶことはほとんどありません。
そのため、主な入手先はブリーダーまたは海外からの輸入になります。
被毛の巻き具合や両親のキャットショーの成績によっては、50万以上の値段が付くこともあります。
デボンレックスは巻き毛の被毛が注目されがちですが、エイリアンのような大きな目と耳も特徴的な猫ちゃんです。
デボンレックスは日本では珍しい猫種のため、ペットショップで並ぶことはほとんどありません。
そのため、ブリーダーもしくは海外からの輸入になり、手に入れるのに手間と費用がかかります。

デボンレックスはどんな性格の猫ちゃんなの?

デボンレックスは好奇心旺盛で愛情深い猫ちゃんです。
寂しがり屋の甘えん坊で、飼い主や他のペットの傍にいたがります。
飼い主に慣れると、膝や肩の上に乗ったり一緒のベッドに寝てくれたりすることもあります。
通常、猫がしっぽを振るのは怒っているときですが、デボンレックスは、他の猫と違い喜びや満足を表すときにしっぽを振る性質があります。
まるで犬のようなしぐさで、嬉しい感情を表すのも他の猫には見られないデボンレックス特有の性質です。

デボンレックスの飼い方は?注意すべきポイントを確認!
- ブラッシングの代わりに柔らかいミトンでマッサージをする
- 寂しがり屋なのでなるべく1匹にしない
- 飼い主の気を引くためにいたずらすることもあるので一緒に遊ぶ時間を設ける
デボンレックスは愛情深い猫なので小さな子供や他のペットがいる家庭でも飼うことができます。
飼い方も一般的な猫と同じような飼い方で問題ありません。
デボンレックスのクルクルとした特徴的な巻き毛の手入れは大変そうと思われがちですが、実は他の猫よりも手入れはラク。
むしろ、ブラッシングで念入りに手入れをすると禿げてしまう恐れがあるので注意が必要です。
デボンレックスの被毛の手入れをする際には、柔らかいミトンでマッサージをするように撫でてあげましょう。
デボンレックスは愛情深い反面、寂しがり屋で1匹が苦手な猫ちゃんです。
1匹で留守番をするとストレスが溜まってしまうので、1匹で留守番させる時間が長いご家庭は、多頭飼いを検討しましょう。
デボンレックスは飼い主が大好きなので、構ってもらえないと賢いのでいたずらすることがあります。
いたずらは愛情の裏返しなので、怒らずに一緒に遊ぶ時間を設けてあげましょう。

【障害はある?】デボンレックスを飼う上で気をつけておきたい病気って?
- 膝蓋骨脱臼
- 肥大性心筋症
- てんかん
- 蕁麻疹
デボンレックスは種の存続のため近親交配した猫種なので、遺伝性の病気が多い猫ちゃんです。
膝蓋骨脱臼とは膝の皿の骨である膝蓋骨が太ももの骨とずれてしまう病気です。
症状が軽ければ経過観察で様子を見ることになりますが、重症の場合は足の形が変形したり骨折を引き起こしたりするので手術をして治療することになります。
遺伝だけでなく、外傷がきっかけで起こることもあるので注意しましょう。
肥大性心筋症は、心臓の壁の筋肉が徐々に肥大していく病気で、心不全・貧血・血栓などの症状を引き起こし、突然死のリスクが高まる恐ろしい病気です。
疲れやすくなる、呼吸が苦しそうになるという症状が見られたら、初期症状の可能性があるので病院へ連れていきましょう。
てんかんは、脳内の神経に異常な興奮が起こり体のコントロールが効かなくなる病気です。
全身の痙攣や硬直などの症状が起こり、重度の場合は命に係わる恐れがあります。
猫のてんかんは予測が難しく突然発作を起こすので、慌てずに対処することが重要です。
発作が命に係わるか否かは素人では分からないので、発作が起きたら早急に病院へ連れていくようにしましょう。
また、デボンレックスは猫の血液型には珍しいA・AB型を持つ個体が出現します。
違う血液型を輸血されると免疫拒絶反応が大きくなる傾向があるため、怪我や病気で輸血が必要になることも考慮し、予め血液型を調べておくと安心です。

デボンレックスにおすすめなキャットフードは『オリジン』!

- 筋肉質な身体を維持するために必要な動物性たんぱく質が40%含有!
- 関節炎などの炎症を抑えるオメガ3脂肪酸を配合!
- グレインフリーでアレルギーを予防!
デボンレックスは見た目は小柄でスレンダーな身体をしているので、分かりにくいのですが実は筋肉質でがっちりした体型をしています。
筋肉は脂肪を燃焼するため、成猫以降肥満になりやすいデボンレックスにとって筋肉維持は重要です。
そんなデボンレックスには「オリジンキャットフード」がおすすめです!
特にオリジンキャットフードの中でも、「チキン&キティ」のたんぱく質含有量はなんと約40%。
通常キャットフードの動物性たんぱく質含有量は、30%前後なので、40%近く入っているオリジンならばデボンレックスの筋肉を維持し、脂肪燃焼にも効果を発揮するでしょう。
また、オリジンにはオメガ3脂肪酸が含まれており、膝蓋骨脱臼によって痛めやすい関節炎の痛みを和らげます。
その他にも心臓の働きを促進する効果も期待できますので、遺伝性疾患の多いデボンレックスには是非摂ってもらいたい栄養素の1つです。
さらにグレインフリーなので、アレルギーによる目の病気や皮膚炎からデボンレックスを守ることができます。
当サイトのキャットフードランキングでも上位に位置しており、安全で人気のキャットフードである『オリジン』をぜひチェックしてみて下さい♪

【クルクルとした巻き毛の被毛が特徴的!】デボンレックスの可愛らしい動画をSNSからまとめてみた!
デボンレックスといえば、くるくるとした巻き毛の被毛と大きな目と耳が特徴的な猫ちゃんですよね。
ここでは、デボンレックスの可愛い姿を映した動画をいくつかご紹介します。
デボンレックスのYouTube(ユーチューブ)の動画
デボンレックスのTwitter(ツイッター)の動画
冷え冷えマット。
きれいに乗っています😺🏊♀️#デボンレックス pic.twitter.com/DmRqE1I9bu— こしあんブルー (@Koshianblue) August 2, 2018
フミフミする末っ子のゴロゴロが
とにかく爆音すぎる🤣ww#デボンレックス#猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/7asYZDm8d4— アッシュ (@neko_suki_maji) June 2, 2019
新しいおもちゃに大興奮のデボンちゃんです😸💓#デボンレックス #猫動画 #ねこマルシェ#ペットショップwan広島店 pic.twitter.com/Xiy9fFbVB7
— ペットショップWAN広島店 (@hiroshimawan1) November 16, 2017
デボンレックスのInstagram(インスタグラム)の動画

デボンレックスと他の猫ちゃんの違いを比較表にまとめてみた!
猫の種類 | デボンレックス | シャム | アメリカンショートヘア |
性格 | 活発で愛情深い | 警戒心が強く気難しい性格 | 賢くクール |
大きさ | 25~35cm | 25~30cm | 30~60cm |
体重 | 2.5~5㎏ | 2.5㎏~5kg | 4~7kg |
主な毛色 | 多種多様 | クリーム色 | シルバー |
寿命 | 10~13年 | 10~13年 | 10~13年 |
相場 | 30万円 | 10~20万円 | 10~20万円 |
人気度 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
短毛種のシャム、アメリカンショートヘアとデボンレックスを比較してみました。
3種は全て中型の短毛種なのですが、大きさや体重には違いがあります。
3種の中ではデボンレックスはやや小さいようです。
デボンレックスは珍しい猫種でペットショップなどで販売されていないことから、他の2種に比べると値段が高額になっています。
いずれも筋肉質でがっちりとした体型をしていますが、エイリアンのような顔立ちとクルクルと巻いた特徴的な被毛を持つのはデボンレックス以外にはいません。

まとめ

- イギリスの南西部で見つかった突然変異で生まれた猫ちゃん
- クルクルとした特徴的な巻き毛がプードルに似ていることから「プードルキャット」とも呼ばれている
- クルクルとした巻き毛はブラッシングいらず!柔らかい布でマッサージ
- 活発な猫ちゃんで運動不足になるとストレスが溜まるので、広いスペースで飼うのがおすすめ
- 先天性の病気が多い猫ちゃんなので、定期検診を忘れない
デボンレックスはイギリス西南部が原産国の猫種で、大きな目と耳、そしてクルクルとした巻き毛が特徴の猫ちゃんです。
飼い主に甘えるのが大好きな猫で、環境適応能力が抜群なので小さい子供や他のペットがいる家庭でも飼うことができます。
また、クルクルとした巻き毛は抜け毛が少なく、ブラッシングは不要、柔らかい布で優しくマッサージしてあげると喜びます。
運動が大好きで、遊べないとストレスが溜まってしまうので思いっきり走れるような広いスペースで飼うのがおすすめです。
近親交配によって種を増やしたことから、先天性の病気が多い猫種なので、長く一緒にいるためにも定期検診を忘れないようにしましょう。